大谷翔平のマンダラチャート・目標達成シートの作り方(記入例・テンプレート有)

2023-07-10

アメリカのメジャーリーグで活躍する大谷翔平選手が花巻東高校時代に目標達成シート(マンダラチャート)を書いていたことから、目標設定シートや目標管理シートなど様々なツールに注目が集まっています。

この記事では、大谷選手が使った目標達成シート(マンダラチャート)を紹介し、作り方・書き方・使い方を解説します。

大谷翔平選手が目標達成できた理由とは?「二刀流」成功の秘訣

大谷翔平選手は、日本のプロ野球・アメリカのメジャーリーグで活躍をするプロ野球選手です。

彼は、プロの世界では前代未聞の投手・野手兼任の「二刀流」で超一流の成績を残しています。

また、日米のファンから愛される高い人間性を持つ野球選手としても知られています。

そのため、2021年には「シーズンMVP」受賞だけでなく、「世界で最も影響力のある100人」、「年間最優秀男性アスリート」にも選ばれています。

では、なぜ彼はここまでの記録と記憶に残る選手になれたのでしょうか?

彼の生い立ちを紐解いてみましょう。

※この章は、大谷選手の歴史を振り返る章です。目標達成シートについては次章から解説するので、お急ぎの方は次章から読み始めて下さい。

大谷翔平選手はリトルリーグ時代から凄かった?

大谷選手は、1994年7月5日、岩手県水沢市(現・奥州市)に、3人兄弟の末っ子として生まれました。

社会人野球の選手だった父とバドミントン選手の母を持つスポーツ家系で、小学3年生のころにリトルリーグで野球を始めました。

小学5年生のころには試合で110km/hを記録し、当時バッテリーを組んでいた捕手は「恐怖を感じるほど速かった」と語っています。

もちろん、リトルリーグ・シニアリーグでも全国大会に出場しています。

大谷翔平選手は花巻東高校時代からメジャー志望だった?

ここまではプロ野球選手ならば誰もが通る道といえますが、大谷選手の類い希な才能が注目を集めたのは、高校野球の名門・花巻東高校に入ってからでした。

高校入学時に「(憧れの菊池雄星選手を越える)プロ野球8球団からドラフト1位で指名される」という目標を立て、監督の指導のもと身体の成長に合わせた無理のないステップを登りはじめました。

2年生の春には最速151km/hを記録し、3年生にはアマチュア野球史上初めての160km/hを記録しました。

もちろん、甲子園にも出場し、現在日本を代表するような選手たちとしのぎを削りました。

プロ志望届を提出し、メジャーリーグの球団との面談を経て、その後の会見では「日本のプロよりもメジャーリーグへの憧れが強く、マイナー(2軍)からのスタートを覚悟の上でメジャーリーグに挑戦したい」と述べています。

日本ハムから提示された大谷翔平君夢への道しるべ

メジャー志望である旨を発表していたものの、ドラフトでは北海道日本ハムファイターズから指名を受けました。

1度は交渉の面会を断ったものの2度目の訪問から4度にわたる面会を経て、入団を決めました。

そのときの決め手となったのが、「大谷翔平君夢への道しるべ~日本スポーツにおける若年期海外進出の考察~」という資料でした。

これは、高校卒業後すぐにアメリカに渡ったアジア選手がメジャーで活躍している確率が少ない点、母国のプロリーグで実力を付けた選手の方がメジャーで活躍できる確率が高い点など、過去のデータを分析した資料だといわれています。

また、メジャーリーグでの活躍を前提においた投手と野手を兼任する「二刀流」の育成方針も提示され、それらに納得する形で、日本ハムへの入団を決めました。

日本プロ野球の新記録を次々に更新し、メジャーリーグへ!

入団後は、二刀流育成プランが軌道に乗り、投打にわたり日本球界を賑わせました。

1年目から様々な最年少記録をたたき出し、2年目には日本プロ野球史上初の「2桁勝利2桁本塁打」を達成し、3年目以降は怪我もありながら順調に育成ステップを乗り越えていきました。

プロ野球5年目を終えた2017年のシーズンオフには、メジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスと契約を結びました。

夢のメジャーリーグでも続々と新記録を達成し、「二刀流」がルールに!

メジャー移籍後1年目から投打共に活躍を見せ、日本人としてはイチロー選手以来の新人王を受賞しました。

2年目以降も怪我の影響はありながらも活躍し、2020年には”Two-Way Player”という二刀流選手がルール上定義され、大谷選手はメジャーリーグ初の適用選手となりました。

そして、2021年は飛躍の年となり、本塁打王を争うなどリーグの最優秀選手に選出されました。

2022年も、活躍はとどまることを知らず、メジャーリーグ史上2人目となる「2桁勝利2桁本塁打」を記録しました。

今後も、世界基準で超一流かつ唯一の選手になることは間違いないでしょう。

明確な目標設定が大谷選手の目標達成を支えた!

大谷選手のこのような素晴らしい活躍をすることは、高校入学時の目標設定から始まっていたと言っても過言ではないでしょう。

後ほど、実際に高校1年生の大谷選手が記入した目標設定シートを紹介しますが、彼の目標は「プロ野球8球団からドラフト1位で指名される」でした。

それを達成するための要素(分解した目標)や目標を達成する目的が的確かつ明確であったことが今の大谷選手の活躍を支えているのです。

高校時代からひとつひとつステップを確実に上っていくことで、他の人には真似できない最高の野球選手の1人になったのです。

それでも彼は「もっともっと越えたい数字が、たくさんあります」と語るように、「世界最高のプレーヤーになる」という目標のためにまだまだ進歩していくのでしょう。

大谷翔平選手の目標達成シート(マンダラチャート)とは?

では、実際に大谷翔平選手が花巻東高校時代に使っていた目標達成シート(マンダラチャート)について解説をしていきましょう。

昨今は、目標設定シート、目標管理ツール、目標達成手帳、スマートフォンアプリなど、目標達成をサポートするツールが増えています。

大谷選手は、監督が導入した研修プログラムのなかでこのマンダラチャートに出会ったと言われています。

大谷翔平選手の目標達成シート=マンダラチャート

大谷選手が使っていたのは、マンダラチャートと呼ばれる目標設定や目標達成を支援する用紙です。

マンダラチャートとは、9×9マスの中心に目標を書き込み、その周囲に目標を達成するために必要な要素8つを書き出し、さらにその8つの要素を構成する要素を8つ書き出すものです。

目標を2段階細分化することで、目標を達成するために必要な具体的な手段や行動にまで落とし込むことが可能になります。

ちなみに、大谷翔平選手の目標は「プロ野球8球団からドラフト1位で指名される」で、その要素として「体づくり」、「人間性」、「メンタル」、「コントロール」、「キレ」、「スピード160キロ」、「変化球」、「運」を挙げています。

そして、その要素のうち「運」を手にするために「あいさつ」、「ゴミ拾い」、「部屋掃除」、「審判さんへの態度」、「本を読む」、「応援される人間になる」、「プラス思考」、「道具を大切にする」の8つの具体的な行動指針を記しています。

後ほど、記入例として大谷選手のマンダラチャートを載せるので、確認してみて下さい。

このように、マンダラチャートは目標を設定し、達成するための要素を明確にすることのできる目標設定シートなのです。

マンダラチャートのメリット

マンダラチャートを使うメリットとしては、以下の4点が挙げられます。

  • 目標や目的がはっきりとする。
  • 自分で気づいていなかった目標達成に必要な要素に気づける。
  • 目標を具体的な手段や行動に落とし込める。
  • 目的・目標・手段を簡単に可視化できる。

まず、目標を言語化するという作業によって、イメージではなく言葉として明確に捉えることができます。

次に、マンダラチャートを埋めるために目標を8つの要素に分解することで、これまで考えていた目標達成へのステップ以外の重要なステップに気づくことが出来ます。

次に、その8つの要素をさらに8つに分解することで、具体的な手段や行動に落とし込むことが出来ます。

最後に、埋まったマンダラチャートを一目見るだけで目標とそれを達成するために重要なことを理解することが出来るようになります。

これらがマンダラチャートを使うメリットと言えるでしょう。

マンダラチャートのデメリット

マンダラチャートを使うデメリットとしては、以下の3点が挙げられます。

  • 適切な目標が見つからない場合、機能しない。
  • 大人であっても目標達成のための要素を8×8個挙げることは難しい。
  • 表を埋めることが目的になってしまうことがある。

まず、なによりも根本となる目標がない場合、このマンダラチャートは機能しません。

もちろん、他のツールや手法と組み合わせることで、目標を見つけてから取り組むことは出来ますが、このチャート自体は「強い目標があること」を前提に作られていることを理解しなくてはいけません。

また、「マンダラチャートを埋める」という作業は大人であっても難しい作業です。

そのため、埋めること自体が目的化してしまい、結局ワークしないケースも充分考えられます。

マンダラチャートに取り組む場合には、充分な時間と自分とじっくりと向き合える環境を用意しましょう。

もし、マスがすべて埋まらない場合は、無理してすべて埋めるのではなく、現時点で納得感のある要素を書き込むようにしましょう。

決してマンダラチャートを埋めることが目的ではないので、目的と手段が入れ替わらないように気を付けましょう。

大谷翔平選手の目標達成シートの記入例

参照元:https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/02/02/gazo/G20130202005109500.html

目標達成シートを作る前に、目標設定理論SMARTの法則を理解しよう!

当たり前ですが、目標がなければ目標達成シートは効果を発揮しません。

だから、まずは適切な目標設定の仕方を学びましょう。既に目標がある場合には、それが適切な目標かどうかを検討しましょう。

ここで紹介する目標設定理論SMARTは、ジョージ・Tドランが提唱した目標達成の精度を高める目標設定をするための理論です。

SMARTとは、適切な目標設定に重要な下記5つの要素を意味しています

  • Specific(具体的)
  • Measurable(計測可能)
  • Achievable(達成可能)
  • Relevant(関連性)
  • Time-bound(期限)

近年では、さらに改良が加えられ様々な発展型(SMARTER、SMARTTA、SMARRT)が生まれていますが、基本的にはSMARTの法則について検討することで適切な目標設定が可能です。

まず、目標は具体的(Specific)かつ計測可能(Measurable)かつ期限(Time-bound)があるものでなくてはいけません。

なにをいつまでにクリアすれば達成なのかがわかる目標が良い目標なので、わかりやすい目標かつ数値で判断できる目標かつ期限がある目標である必要があります。

また、「なんのためにその目標を達成したいのか?」、「もし目標を達成したらなにがあるのか?」という関連性(Relevant)=目的があることも優れた目標のポイントです。

最後に、その目標や期限が達成可能なのかを冷静に検討しましょう。

あまりにも現実からかけ離れている目標は良い目標とは言えません。

このように、目標を立てるもしくは立てた目標を考え直す際には、SMARTの法則に則っているかをチェックするようにしましょう。

大谷翔平選手が使っていた目標達成シートの作り方

大谷選手が使っていたマンダラチャートの作り方は至ってシンプルです。

先に紹介したような9×9のマスが書いてある用紙を作れば、作業することが可能です。

では、いくつか作り方を紹介します。

紙とペンを使って自作する。

マンダラチャートを作成するために最も簡単な方法は、紙とペンを使って自作する方法です。

定規を使って書き込みやすい大きさの9×9のマス目を書きましょう。ルーズリーフや方眼紙などの罫線がある紙だと作りやすいです。

また、ほぼ必ず書き直しをすることになるので、枠組みをひとつ作ったらコピーしておくと良いでしょう。

エクセル(Excel)を使って作る。

パソコンが使えるのであれば、Excelを使ってマンダラチャートを作ることをおすすめします。

Excelで作成した場合、そのままパソコンで書き込むことも出来ますし、印刷して手で書き込むことも可能です。

もし、Excelで作成するなら、先に紹介した例のように「目標の周囲8マス」と「その周囲の3×3の中心のマス」には色を付けておくと良いでしょう。

テンプレート(PDF)を無料でダウンロードする。

マンダラチャートのテンプレートはPDFやExcelでダウンロードすることが可能です。

マンダラチャートは無料でダウンロード可能です。

公式LINEに登録をしていただき、簡単なアンケートに答えて、ダウンロードページをご確認下さい。

ぜひ活用してみてください。

目標達成手帳やアプリを利用する。

マンダラチャートは、市販の書籍やアプリでも作成が可能です。

本については、後ほど詳しく紹介しますが、マンダラチャートを考案した松村寧雄さんが会長を務めるクローバ経営研究所の「マンダラ手帳」、目標達成メソッドで有名な原田隆史さんが監修した「目標達成ノート STAR PLANNER 日付記入式手帳 Diary」がおすすめです。

また、スマートフォンのアプリケーションでも、「マンダラチャート公式アプリ」(無料/IOS・Android)、「MandalArt」(有料/IOSのみ)、「目標設定のNine Square」(無料/Android)などが用意されています。

少し気合いを入れて取り組みたいのであれば、本やアプリへ投資しても良いでしょう。

大谷翔平選手が使っていた目標達成シートの書き方・使い方

ここでは、私たちがつくった目標達成シート(マンダラチャート)を使って、書き方や使い方を解説していきます。

また、書き方の注意点についても解説するので、1度読んでから作業に取りかかりましょう。

1. 達成したい目標をマスの中心に書く

まずは、目標を掲げるところからスタートしましょう。

目標の設定については、先に解説したとおり、SMARTの法則を意識しましょう。

目標は、具体的かつ計測可能で、期限までに実現可能性が充分であるものでなければなりません。

また、「なぜその目標を達成したいのか」、「もし達成したら何が起こるのか」が鮮明に思い浮かぶものでなくてはなりません。

目標が設定できたら、9×9マスの中心に書き込みましょう。

2. 「目標を達成したら…」を書く

次に、マンダラチャートの上にある「目標を達成したら…」の枠に、その言葉の通り目標が達成することで、なにが起こるのかを書き込みましょう。

書き方は、「自分/他者」、「見える/見えない」の4象限で分けて書くのがポイントです。

目標を達成したら「自分」におこる「見える」こと、目標を達成したら「他者(家族、仲間、先生、コーチなど)」におこる「見えない」こと、と分けて考えることが重要です。

そうすることで目標を達成することが目的化することを防げるだけでなく、心から動きたくなる目的を見つけることが出来ます。

すると、このあとマスを埋める際にも、様々な視点から目標をみることができ、スムーズに作業を進めることが出来るでしょう。

3. 目標を達成するための8つの要素を書き込む

次に、目標を書き込んだ中央のマスの周り8マスに、目標達成に重要な8要素を書き出します。

言い換えるならば、目標を8要素に細分化する作業です。

例えば、大谷翔平選手の目標は「プロ野球8球団からドラフト1位で指名される」で、その要素として「体づくり」、「人間性」、「メンタル」、「コントロール」、「キレ」、「スピード160キロ」、「変化球」、「運」を挙げています。

目標の構成要素とじっくりと向き合い、書き込むようにしましょう。

4. 8つの要素をさらに細分化して書き込む

最後に、先ほど挙げた8つの要素(細分化された目標)を周囲の3×3マスの中心に書き込み、その周り8マスにその要素を実現するための具体的な行動目標を書き込みます。

例えば、大谷選手は「運」を手にするために「あいさつ」、「ゴミ拾い」、「部屋掃除」、「審判さんへの態度」、「本を読む」、「応援される人間になる」、「プラス思考」、「道具を大切にする」の8つの具体的な行動指針を記しています。

マンダラチャートの使い方

マンダラチャートは決して書き込んだら目標が達成される魔法の目標達成ツールではありません。

この作業によって生まれる64個(8×8)の行動目標を達成することで、あなたの目標は達成されるのです。

マンダラチャートを書き込み終えたら、行動目標をクリアするための計画を立てましょう。

毎日のルーティンにすることで達成出来る行動目標、期限を決めて取り組むべき行動目標が混ざっているので、毎日のToDoを考える際にこのマンダラートと向き合いましょう。

また、マンダラチャートを眺めることで目標や今すべきことに集中したり、目標に対するモチベーションを高めたりすることが可能です。

書き込んだマンダラチャートと毎日向き合い、確実に目標に向かって行動目標をクリアしていくようにしましょう。

マンダラチャートの書き方・使い方の注意点

マンダラチャート書くとき、使うときに注意すべき点は以下の通りです。

  • 目的と目標と手段の違いを理解し、混同しないこと。
  • 最初は1~3ヶ月で達成可能な短期目標からはじめること。
  • マスを埋めることが目的化しないこと。
  • 目標を立てるのが苦手な場合は例文などを参考にすること。
  • 毎日、行動目標の達成に繋がる行動をすること。(計画すること。)
  • 毎日の行動が行動目標の達成に繋がっているか振り返ること。
  • 期限を2~4分割して、目標の達成度合いを評価すること。

まとめるならば、「はじめからハードルを上げすぎないこと」、「目標達成シートをつくることがゴールにならないこと」、「行動目標を達成するために日々の行動を計画し、振り返ること」です。

これであなたも目標達成に向けて準備ができたと言えるでしょう。

大谷翔平選手の目標達成シートの導入例

このマンダラチャートはスポーツの世界だけでなく、ビジネス研修や学校教育でも利用され、成果を残しています。

この章では、どのようなシーンでどのように利用され、どのような成果を出すことができたのか、3つの分野の事例を紹介したいと思います。

スポーツ・部活で効果大の大谷翔平選手の目標設定シート

まずは、松虫中学校の陸上部のエピソードを紹介します。

当時、陸上部の顧問だった原田隆史さんが、部活動でマンダラチャートとオリジナルの目標設定用紙を用いて、13回連続の日本一を達成しました。

同校は当時いわゆる荒れた学校で、原田さんは生徒指導担当の役割を与えられた際に頭を悩ませました。

子どもが元気であるために重要なのは「未来設定」であるということに気づき、目標達成のノウハウを構築し始めました。

そして、その結果として圧倒的な成績を残す部活をつくりあげ、学校全体にも自信や希望が伝播し、中学校の再生を果たしました。

受験勉強にも使える大谷翔平選手の目標設定シート

次に、受験勉強でマンダラチャートが利用されているケースを紹介します。

「マンダラチャート 受験」で検索すると様々な学習塾が、合格までの逆算として、マンダラチャートを取り入れるまでは行かずとも、おすすめしているケースが多数見受けられます。

また、中学受験でマンダラチャートを取り入れて「第一志望合格!」という目標を立てたケースでは、その要素として「算数75点」、「国語80点」、「社会70点」、「理科75点」、「志」、「メンタル」、「自信」、「運」をあげ、実際に合格を手にしたという事例もありました。

このように、受験という必ず期限と合否のある目標は、特にマンダラチャートが力を発揮する分野といえるでしょう。

ビジネス・仕事でも使える大谷翔平選手の目標設定シート

最後に、長崎の認可保育園・白菊保育園の例を挙げましょう。

同園では、経営母体が「理念を生きる」というテーマを掲げたことをきっかけに、園長先生がマンダラチャートを導入しました。

その効果として、現場も理念を意識した保育を行えるようになり、結果として保護者や園児から高い評価を受けるようになりました。

このように組織としてマンダラチャートを取り入れることで、ビジョンが浸透し、その結果ユーザーからの評価を高めることができるのです。

大谷翔平選手の目標達成シートについて学べる本

目標達成に関する本は、目標を達成できない人などいないのではないかというほどたくさん出版されています。

そのなかで、マンダラチャートやその改良版を取り入れ、より実践的なものをここでは2冊紹介します。

仕事も人生もうまくいく!【図解】9マス思考マンダラチャート

この本は、マンダラチャートの効果や使い方を分かりやすく解説している本です。

「なぜマンダラチャートを使うのか?」という説明だけでなく、実践事例なども掲載されており、マンダラチャートをやってみるならまず読むべき1冊といえるでしょう。

著者の松村剛志さんは、マンダラチャートが生まれたクローバ経営研究所の代表を務め、ビジネスにマンダラチャートを取り入れた経営コンサルタントとして活躍しています。

また、先に紹介した「マンダラ手帳」も日々の実践本としておすすめです。

一流の達成力 原田メソッド「オープンウィンドウ64」

この本も、前出の書籍同様マンダラチャート(オープンウィンドウ64)の効果や使い方を分かりやすく解説している本です。

マンダラチャートだけでなく、「原田メソッド」と呼ばれる目標達成に絶大な効果のあるメソッドを学べる1冊です。

著者は、先ほどの事例でも紹介した松虫中学校の陸上部顧問を務めていた原田隆史さんです。原田さんは、先生を辞めた後、ユニクロ・カネボウ・野村證券などの企業研修・人材教育にも関わっています。

また、子供向けに「最高の教師がマンガで教える目標達成のルール」、日々の実践向けに「目標達成ノート STAR PLANNER」もおすすめです。

目標達成に向けて、まずは目標達成シートを活用しよう

大谷翔平選手が活用し、注目された目標達成シート(マンダラチャート)。

きっとここまで呼んでくださったあなたは実践しようとやる気になっていることでしょう。

まずはそのやる気に従って、目標達成シートに取り組んでみましょう。

そして、そのシートに書いたことを実践してみましょう。

計画と行動が伴ってはじめて、目標は達成されるのです。

じぶんビジョンでは、目標・目的、計画、行動のすべてをサポートしています。

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