子どもコーチングとは?スポーツや勉強、受験のやる気を引き出す方法

2024-09-21

最近、コーチングという言葉を耳にする機会が増えてきました。

特に、キャリアコーチング、組織コーチングといった社会人やビジネスマン、経営者向けのサービスが流行り、実績をあげはじめています。

また、それに伴い様々な種類の子供向けのコーチングサービス(子育てや育児に関わるキッズコーチングサービス、学校教育・受験勉強・学習塾と紐付けられたコーチングサービスなど)も市場に生まれはじめています。

じぶんビジョンでも、一部コーチングの手法を用いて、子供の目標達成を伴走しています。

この記事では、そんなコーチングについて「コーチングとは?」というそもそも論から「子ども向けのコーチングの必要性とメリット・デメリット」、「子ども向けのコーチングの事例」、「子ども向けのコーチングを受けたい人・やりたい人に必要な情報」など、まとめて発信します。

かなりボリュームのある記事なので、読みたいところから手を付けていただければと思います。

じぶんビジョンは、子供向けコーチングサービスではない

本論に入るまえに、じぶんビジョンにおけるコーチングの立ち位置について、明確にしておきましょう。

僕たちは、みなさんにじぶんビジョンを説明する際に、小学生・中学生・高校生を対象とした子供向け目標達成プログラムだとお伝えしています。

これは子供向けコーチングサービスとは違うことを明確にするためです。

僕たちは、子どもの理想(目的)を実現するために、一緒に目標と計画を立て、その計画に則って行動することをサポートするために、

コーチング×ティーチング×カウンセリングの知見を掛け合わせて使っています。

この方法で、これまで100%の完遂率と73%の目標達成率を誇っています。

なぜ子供の教育においてコーチングのみでは限界があるのかについては別のジャーナルでお伝えしますが、

コーチングが大人だけでなく、子どもに対して確実な教育効果と成果を与えるのは上記の数字をみても確かなのです。

子ども向けコーチングとは何か?コーチは目標達成における親である

「コーチングとは何か?」という問いをChat GPTに聞いてみました。

コーチングは、個人やグループが自分の目標や課題に向き合い、成長や変化を促進するためのサポートプロセスです。コーチはクライアントと協力し、目標設定、行動計画の策定、課題の克服に焦点を当て、クライアントが自らの潜在能力を最大限に引き出す手助けをします。コーチングは問いかけや対話を通じて洞察を深め、クライアントが自らの目標を達成するための道を見つけるプロセスです。

要するに、コーチングはクライアント(コーチングを受ける側)の本質的な目標を達成する手助けをする行為だと言えます。

特徴としては、潜在意識に訴えかけ、クライアントの内側から答えを引き出す手法を用いることです。

このような手法を用いるコーチングの発祥についてもChat GPTに聞いてみました。

コーチングの発祥は、20世紀初頭にアメリカでスポーツコーチングから始まりました。最初に広く知られたのは、ハーバード大学のアメリカンフットボールチームのコーチであるアラ・パーセイガンが、1911年に選手たちに対して指導的かつ励ましのスタイルを採用したことです。その後、ビジネスや個人の成長領域にも応用され、コーチングは多岐にわたる分野で利用されるようになりました。特に1960年代から1980年代にかけて、ビジネスコーチングやライフコーチングといった形態が発展し、さらなる普及を遂げました。

つまり、スポーツからはじまった概念ではあるものの、昨今ではビジネス、キャリア(転職)、教育などのあらゆる分野における目的を果たすために、コーチングは用いられる手法なのです。

実際のプロコーチのコーチングの参考事例と流れ

さて、コーチングの概念を理解したところで、コーチングの必要性やメリット・デメリットについて論じる前に、

実際のプロのコーチングを参考事例として、おおまかな流れや具体的に「何をするのか」、「何を話すのか」などをお伝えし、

リアルなイメージを持って、このあとの内容を読み進めてもらいたいと思います。

一般的には、コーチングのセッションとは以下のステップで行われます。

  • セットアップ(アイスブレイクなど)
  • 全体のテーマを設定する
  • セッションのゴールを設定する
  • 目標を設定する
  • 現在地を確認する
  • 目標と現在地のギャップを埋める方法を考える
  • 行動を明確化する
  • 目標達成を想像する
  • 行動を約束する
  • セッションの振り返りをする

もうすこし簡単にまとめると以下の通りになります。

  • 本音で話しやすい環境をつくる
  • 今日の話し合いで得たい成果を明確にする
  • 目標と現在地を明確にし、その差分を埋めるための行動計画を逆算する
  • 次回の話し合いまでに何をするかをコーチと約束をする
  • 話し合いの振り返りをする

コーチングのセッションにおいては、目的に合った目標を立てること、目標と現在地を結ぶ計画を立てること、計画に基づいた行動を約束することがゴールになります。

また、特徴としてはすべてのコミュニケーションがコーチからクライアントに向けての問いからはじまることが挙げられます。

「なぜその目標を達成したいのか?(目的はなにか?)」、「その目標よりも目的に適した目標はないか?」、「○○という前提がなかったとしたら、どんな目標を立てるか?」など、

目標を立てるだけでも自分だけでは掘り下げられないレベルまで、腑に落ちるまで深掘りしていきます。

僕の経験からすると、コーチングが上手い人ほど、この問いの設定が明確で網羅的であり、クライアント自らが腑に落ちる答えに正確にたどり着ける印象です。

コーチングによって、本当の自分の理想につながる目標、目標から現在に向けて逆算された計画、計画に沿った行動が決まり、

次のセッションまでにきめた行動をすれば目標に近づいていくというサイクルが生まれるのです。

コーチングはなぜ必要なのか?大切なのはコーチの存在

ここまでコーチングを紐解いてくると、

ん?これ自分でできるんじゃない?

子供に対しては親ができるんじゃない?

という疑問が湧いてくるでしょう。

もちろん、セルフコーチングという技術があるように、コーチングの一部を自ら行うことも可能です。

また、親がコーチングの手法を覚えることで子供を導くこともできそうに思えます。

しかし、それは出来ません。

なぜなら、すこしでもコーチの主観が入るとコーチングは上手く機能しないからです。

だから、コーチは第三者でなければなりません。

このように、コーチングの技術を持った第三者のコーチと共に目標を立て、行動を約束することに価値があるのです。

コーチングのメリットとは?その効果と得られる成果

では、コーチングの必要性を理解した上で、メリット・デメリットを解説しておきましょう。

コーチングのメリットは、以下の通りです。

  • 自己認識の向上: クライアントは自らの強みや課題を深く理解し、自己認識が向上することでより良い意思決定が可能になります。
  • 目標達成の促進: コーチングは個人やグループが目標に向かって進むプロセスをサポートし、効果的な目標達成を促進します。
  • モチベーションの向上: コーチングはクライアントのやる気を高め、行動への意欲を引き出す助けとなります。
  • 新たな視点とアイディア: コーチは客観的な視点からのフィードバックや新たなアイディアを提供し、問題解決や創造的な考え方を促進します。
  • コミュニケーションスキルの向上: クライアントはコーチとの対話を通じてコミュニケーションスキルを向上させ、人間関係の構築力が高まります。

つまり、目標達成とその過程における自己管理能力などの向上がコーチングにおけるメリットだと言えるでしょう。

コーチングは意味ないし怪しい!受けても変わらないと言われる理由

続いてコーチングのデメリットは、以下の通りです。

コーチングのデメリット:

  • 費用と時間: コーチングは通常、専門のコーチとのセッションが必要であり、これには一定の料金と時間がかかります。
  • 成果の保証がない: コーチングの効果は個人や状況により異なります。成果が保証されるものではありません。
  • 依存の可能性: 長期的なコーチングが行われる場合、クライアントがコーチに依存する傾向が生じる可能性があります。
  • 一部の相談内容には適さない: 一部の深刻な心理的な課題や緊急の問題に対しては、より専門的なアプローチが必要な場合があります。
  • コーチングの品質のばらつき: コーチングの質や効果はコーチのスキルや経験により左右されるため、全てのコーチングが同じ水準であるとは限りません。

今回、この記事を書くにあたり、コーチングについて改めて調査をしたところ、コーチングのサジェストワードには、怪しい、意味ない、気持ち悪い、胡散臭い、うざい、気持ち悪い、くだらない、やばい、逆効果、宗教、疲れる、辛い、何様などネガティブキーワードをたくさんみつけました。

きっとその理由は、上に並べたデメリットがメリットよりも大きく感じられた人による感想でしょう。

それなりの高い金額を払って、時間を割いたにもかかわらず、質の低いコーチに当たってしまったり、

コーチングに向かない課題を抱えていたりした場合、効果がないと感じるのは真っ当なことです。

コーチングのレベルはそのコーチのスキルや能力に依存するので、1度体験セッションを受けてみて、実際に継続的なサポートを受けるかどうかを判断しましょう。

子ども向けコーチングを用いたじぶんビジョンの事例紹介

では、実際にコーチングを用いて子どもの目標設定から目標達成までを伴走するじぶんビジョンにおける事例を紹介します。

これまで、約2年間に渡り、たくさんの子どもたちから素晴らしい成果とその過程を経験させてもらいました。

その事例は、下記ページにまとめてあるので、ぜひこれらの事例を参考に一歩を踏み出してみてください。

じぶんビジョンに取り組むすべての子どもたちが、目に見える成果に囚われずに、目に見えない努力と成長にコミットし、

目標達成とその過程でその後の人生に活きる学びを得ることができています。

少しでも興味を持っていただけたら、まずは無料カウンセリングにてご相談いただければと思います。

コーチングを受けたい人へ!コーチングサービスの探し方

では、実際にコーチングサービスを探している方へ、その探し方や価格の相場感などをお伝えします。

「子供向けコーチング」と検索してみていただければわかりますが、じぶんビジョンのように法人が運営しているサービスは数が少なく、

口コミやおすすめ紹介サイトなども存在しないため、比較検討が難しいと思います。

そのため、教育のプロとして選ぶときのポイントをお伝え出来ればと思います。

子供向けコーチングサービスの選び方!比較検討のポイントとは?

大前提として、子供向けコーチングサービスは、いわゆる大人向けのコーチングサービスとは違う技術や経験、仕組みが必要になります。

これは、僕が12年以上子供の教育現場に携わり、あらゆる分野で成果を出している子供たちをみてきたなかで得た確信です。

なぜ大人向けのライフコーチングやキャリアコーチングが流行っているなかで、子供向けコーチングが流行らないのかというと、転用が難しく参入するリスクがあるからです。

そのような中でも数少ない子ども向けコーチングサービスから良いものを選ぶためには、以下のポイントを抑えることをおすすめします。

  • 子供のコーチングで成果を出しているか?
  • 子供の教育現場で活動していたことがあるか?
  • コーチ自身がそれなりの目標達成の経験があるか?
  • 継続できる内容であるか?
  • 個人ではなく法人であるか?(チームであるか?)
  • 価格と内容が適しているか?(安すぎる・高すぎるがないか?)

上から順に重要度が高いポイントになります。

特に上から2つは、重要度が高いです。

大人向けのコーチングサービスでプロフェッショナルであっても、子供のコーチング経験がない場合は、避けるべきです。

なぜなら、まったくの別物だからです。

コーチの経歴もきちんと確認しましょう。コーチがなにも成し遂げていないのに、目標を達成するために伴走するというのはおかしな話だと思います。

また、継続できる内容かどうかもきちんと確認をしましょう。

コーチングは、効果が出るまである程度の期間が必要なものなので、継続可能性が高いものを選ぶ必要があります。

子供に与える負荷として過度な内容ではないかなどの利用者側の継続可能性と、コーチが個人でやっている(病気になったら継続不可)など運営者側の継続可能性をきちんと見極めましょう。

そして、最後の価格の話に移っていきます。

子供向けコーチングサービスの平均価格は?適正金額はいくら?

コーチングは高い。

そんなイメージをお持ちの方が多いと思います。

長期的な費用対効果を考えればそんなことはないのですが、確かに値段だけをみれば決して安いものではありません。

また、コーチのレベルによって金額の相場が異なるため、平均を求めたところであまり意味がないのも事実です。

そのうえで各コーチングサービスの相場を載せておくと、以下のような感じになります。

  • ライフコーチング(数千円~3万円/時間)
  • キャリアコーチング(数万円~10万円/時間)
  • 子供向けコーチング(数千円~2万円/時間)

みていただければわかるとおり、相場は幅が広いため、あまり意識しても意味がありません。

ただ、子供向けコーチングの価格について言えることは、安すぎるサービスはおすすめできないということです。

なぜなら、子供のコーチングで本気で成果を出そうと思ったら、時間と手間がそれ相応にかかるからです。

また、先にも述べたように子供のコーチとしてふさわしいコーチは限られているため、それなりに人件費がかかります。

もちろん、高ければいいというわけではありませんが、本当に効果を実感したいならば、時間あたりで1万円以上はかけた方が良いでしょう。

中途半端にやってなにも効果が得られないということだけは避けたいところです。

コーチングをしたい人へ!コーチになるために必要なスキルと学び方

最後に、おまけとしてコーチになりたい人に向けた情報も載せておきます。

このあたりは年々変化していくものでもありますし、人による部分もあるので、ざっくりと大枠のみ解説をしておきます。

原則、コーチになるには資格等は必要ありません。資格なしでも「私はコーチです。」と名乗り、「あなたのコーチングを受けたいです!」というクライアントがいる、その瞬間からコーチになれます。

また、セッションはオンラインで実施可能で場所と時間に縛られないため、副業としてフリーランスで活動するコーチも多く、参入障壁はとても低いと言えます。

そのため、競争が激しく、コーチングの資格等の権威性や実績がないと、集客や就職など仕事を取るのが難しいというのが現実です。

資格は様々で、民間資格から国際資格まであり、難易度・期間・内容・金額もピンキリです。

また、最近はコーチングが流行っていることもあり、様々な分野(スポーツ・恋愛・看護・介護・英語学習…)に特化して分類された講座やスクールもあります。

他にも本やネットの文献からも学ぶことは可能ですし、単発のセミナーやワークショップなども開催されているので、興味を持ったらまずは気軽に参加してみると良いでしょう。

もちろん、じぶんビジョンでもコーチを随時募集しております!ぜひ子ども向けコーチングに興味がある方は、お問い合わせください。

まとめ

ここまで網羅的にコーチングについて解説をしてきました。

この記事は情報量が多く、1度読んだだけでは理解しきれなかったという方もいるかもしれません。

ただ、最後にこれだけは覚えておいて下さい。

コーチングの目的は「目標達成とその過程で成長を促すこと」です。

僕たちがじぶんビジョンを通じて、果たしたい目的とほぼ同義です。

しかし、子供に対していわゆるコーチングを提供するだけでは、この目的は果たされないというのが、これまでの経験から得られた結論です。

だから、目標を達成することやその過程で自己管理能力を身につけるために、コーチングという流行りの名前や手段に縛られずに行っているのです。

ぜひ、子供向けのコーチングサービスを検討されている方は、1度じぶんビジョンの無料カウンセリングにお申し込み下さい。

きっと他のサービスとの違いに気づいていただけるはずです。

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