スポーツ・受験をする子ども向け最強のメンタルトレーニング法

2024-08-18

息子は、試合の勝負所で簡単なミスを繰り返す。

娘は、テストになると焦ってケアレスミスが増える。

このような状況をひと言で表せる便利な言葉があります。

それは「うちの子どもはメンタルが弱い!」です。

子どもがスポーツや受験で成果を出すためには、この便利で得体の知れない「メンタル」という言葉を理解し、適切に鍛える必要があるのです。

この記事では、メンタルの正体とは何なのか、子どものメンタルが弱い原因はどこにあるのか、どのようにメンタルトレーニングをすればいいのかを解説します。

そもそも「メンタルが強い」、「メンタルが弱い」とはどういう意味なのか?

まずは、メンタルの正体を理解しましょう。

Chat GPTに、メンタルが強い・弱いの定義を質問してみました。

メンタルの強さとは、ストレスやプレッシャーの下で冷静に判断し、自分のパフォーマンスを最大限に発揮できる能力を指します。スポーツでは、困難な状況でも集中力を保ち、自己コントロールを発揮できることが重要です。これには、ネガティブな感情をポジティブに変換し、自信を持って行動する能力も含まれます 。

一方で、メンタルの弱さとは、プレッシャーやストレスに対処できず、パフォーマンスが低下する状態を指します。このような状況では、集中力を欠き、自己効力感が低下しがちです 。

つまり、メンタルというのは「プレッシャーがかかった環境で、自らのパフォーマンスをどのくらい出せるのかを決める因子」であるということです。

言い換えるならば、メンタルとはプレッシャーがかかっている状況でのパフォーマンスの割引率の大きさであるということです。

誰もがプレッシャーのかかった環境下ではパフォーマンスが下がるという前提で、その割引率が小さい人が「メンタルが強い人」なのです。

子どものメンタルが弱すぎる!弱い原因は○○にあり?

大前提として、子どもはメンタルが弱くて当たり前です。

なぜなら、まだあらゆる経験が不足しているからです。

成功も、失敗も、どちらでもない経験も足りていないため、まずは様々な経験を積む必要があります。

とはいえ、ただ漫然と機会を与えているだけでは、メンタルは強くなりません。

ただ機会を与えても、子どもが自らの強みや弱みを理解していないと自信が持てるようにならなかったり、

失敗やミスに対して過度にネガティブな思考を持ってしまったり、

コーチや先生、親から不適切なサポートを受けて、精神的に不安定になりやすかったり、

といったケースが起こるのです。

つまり、子どものメンタルが弱い原因は、

  • 経験値不足。
  • 経験への適切なサポート不足。

と言えるのです。

子どものメンタルを強くするメンタルトレーニングの方法とは?

メンタルトレーニングというと、マインドフルネス、瞑想、イメージトレーニング、呼吸法、リラクゼーション法、集中力トレーニング…など様々な方法をご存知でしょう。

また、最近ではメンタルトレーニングのアプリや本が販売されていたり、教室や資格になっていたりもします。

もちろん、どれも継続することでメンタル強化の効果はあるでしょう。

例えば、瞑想を習慣化することで、ストレスの軽減や集中力の向上、感情のコントロールをできるようになります。

しかし、どれもすぐに成果があらわれるものではないため、大人であっても継続は難しいものです。

また、そもそもの経験量が足りないうちから上記のような個別具体的なメニューに取り組んでも、根本的な理解ができない可能性が高いです。

だから、子どもにおいては、まずメンタルが弱い原因である、経験量と適切なサポートの不足を解消してから、

その都度、目的にあったメンタルトレーニングメニューを個別に与えるべきなのです。

子どものメンタルトレーニングは一朝一夕に成らず!丁寧な経験と伴走を。

まずは、子どもに数多くの経験を与えましょう。

そして、その経験に対する適切なフィードバックを与えましょう。

これを繰り返すことで、プレッシャーのかかる環境下であっても、高いパフォーマンスを発揮することができるようになるのです。

じぶんビジョンでは、目標設定から達成までのプロセスで、さまざまな成功体験/失敗体験を通じて、

毎日・毎週フィードバックをすることで、副次的に子どもたちのメンタル強化につながります。

また、より高負荷のかかる環境で戦う子どもたちには、先ほど上げたようなメンタルトレーニングメニューを適切なタイミングで提供しています。

つまり、メンタルが弱くなる原因を排除しつつ、強くなる方法を取り入れることが可能になるのです。

最後に、一例としてどうしても勝ち負けに囚われてしまい自らのパフォーマンスを発揮できなかった男の子のお話をしておきましょう。

彼は、テニスで素晴らしい技術を持っているものの、試合になると「勝ちたい!」という気持ちが空回りし、試合では別人のようになってしまう典型的なメンタルが弱いプレーヤーでした。

じぶんビジョンの毎週の1on1では、「自分でコントロールできるものに集中すること」、「結果は、自分ではコントロールできるものではないこと」を確認し続けました。

もちろん、すぐには改善しませんでしたし、何度も同じ失敗を繰り返しました。

ただ、1年弱粘り強く対話をし続けた結果、特にプレッシャーのかかる県大会を勝ち上がり、初めての関東大会に出場することができました。

もちろん、ご家庭内でこのような丁寧で粘り強い伴走ができる場合は良いのですが、

何度も同じ失敗を繰り返す子を目の前に、冷静でいるのはなかなか難しいものです。

もし、同じようなお悩みを抱えている方は、ぜひ1度ご相談ください。きっとじぶんビジョンで力になれることがあると思います。

まとめ

最後に、別角度からメンタル小話を。

「メンタルが原因で負けました」という試合の大半は、メンタルが原因ではありません。

メンタル以前に、技術的な課題があるにもかかわらずそれを放置していたり、

戦術的なミスがあったにもかかわらずそれに気づいていなかったりするからです。

精神の戦いは、相手と技術・体力の戦いで拮抗した場合に起こるものです。

つまり、まだ能力的に未成熟な子どもにおいて、問題はメンタルではなく、

単純な技術不足、判断力不足、体力不足など練習不足が原因であることが多いのです。

メンタルを強くすることは、これからの社会を生き抜くためにとても重要です。

ただし、メンタルというわかるようでわからない言葉は、本当の原因を隠してしまう危険性もはらんでいます。

だからこそ、子どもには適切な挑戦と丁寧な第三者の伴走が必要なのです。

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