目指せ、親子で目標達成！家庭内教育で目標設定はできるのか？

子どもには、なにごとも目標を持って取り組んでほしい！

でも、子どもが自ら目標や計画を立てて取り組むのはなかなか難しいだろうし、

学校や塾の先生、習いごとや部活動のコーチ・監督に目標設定まで面倒を見てもらうのは無理だし…。

このようなお悩みを抱えた親御さんが多いのではないでしょうか？

この記事では、そんなご家庭に向けて親子で目標設定から達成までを歩むための方法を考えてみましょう。

ぜひ、じぶんビジョンを通じて得た知見をみなさんにもご活用いただければと思います。

親子で目標を設定し、達成まで伴走するのは無理なのか？

初っぱなからこの記事の存在意義を揺るがす見出しをつけてしまいましたが、まずは親子での目標設定に関する事実を理解していただく必要があります。

じぶんビジョンでは、公式LINEにご登録いただいたみなさまに、実際にじぶんビジョンで使用している目標達成シートとその使い方や使用例などマニュアルを無料で配布しています。

現在、じぶんビジョンの公式LINE登録者は300名を越えました。

そこでLINE登録者のみなさまにご家庭でシートをご活用いただけているか、アンケートを実施しました。

どのくらいの割合のご家庭が親子で目標設定から達成に向けて走り出せているか？

答えは、1%未満です。

目標達成シートの使い方や伴走の仕方もマニュアルとして提供しているにも関わらず、それを実行できるのは1%のご家庭だけなのです。

もちろん、1%程度できるご家庭がいらっしゃるので、無理とは言いません。

ただ、「目標設定から達成までの伴走を親子で行うのは難しいことである」という事実をまずは理解いただければと思います。

なぜ親子で目標設定や目標達成に向けた伴走をするのは難しいのか？

では、なぜ親が子どもの伴走をするのが難しいのか、原因を考えてみましょう。

結論からいうと、親子としての関係性で大切なことと、生徒と目標コーチとしての関係性で大切なことが大きく異なるからです。

言い換えるならば、「親と子」、「生徒とコーチ」という２つの関係性を混同せずに両立することは、とても難しいということです。

生徒とコーチであれば、生徒の目標に対する取り組みについて、客観的なフィードバックをすることが大切です。

しかし、親と子どもであれば、親はその子どもの取り組みの当事者（子どもの保護者）なので、かならず主観が入ります。

子どもは子どもで、必ず多少は親の意向をくみ取ろうとし、自分の本音との折り合いをつけてしまいます。

また、家庭は子どもにとってなにがあっても安全安全な空間であるべきなので、生徒とコーチという関係性は保ちにくくなります。

そして、必ずお互いに甘えが生じます。（そもそも、甘えるべき関係性なので！）

このあたりはこれ以上言語化せずとも、感覚的にご理解いただけるかと思います。

このように親子と生徒コーチの関係性において大切なことが違うために、その両立が難しいことになるのです。

親子で目標達成を目指すなら、まずは試しにやってみよう！

とはいえ、冒頭で述べた通り、なかなか第三者に子どもの目標設定から達成までの伴走をしてもらうのは難しいものです。（そもそも、先生や監督・コーチは第三者ではないですが…。）

もちろん、じぶんビジョンをご利用いただければこの問題は解決はするのですが、様々な事情で踏み切れないご家庭も多いでしょう。

そのような場合は、１度試しに親子で一緒に目標設定をする時間を作ってみましょう。

ポイントは、親子としてではなく、生徒とコーチとしての立場をお互いに意識して取り組むように、はじめに約束することです。

上手くいけばそれに越したことはありませんし、上手くいかなければじぶんビジョンの利用をご検討いただければと思います。

目標達成シート（目標、計画、タスク仕訳、日誌）、シートのマニュアル、使用例などは、すべて公式LINEからダウンロード可能なので、ぜひ週末にでも親子時間をつくってみましょう。

まとめ

じぶんビジョンで子どもたちの伴走をはじめてから2年が経ち、さまざまな素晴らしいご家庭と出会わせてもらいました。

そのなかで「この親御さんなら家庭内で目標設定から達成まで伴走出来るんじゃないのか？」と思い、お伝えしたこともあります。

ただ、その方の答えはこうでした。

「親では無理ですよ。」

そうきっぱりと答えをいただきました。

そして、今もなお、そのご家庭の伴走をさせてもらっています。

僕たちとしては、より多くの子どもたちに目標についての教育を届けたいので、ご家庭でも取り組める方法はないのか日々模索をしていますが、

まだまだその答えに辿り着くには時間がかかりそうです。