頑張っているのに！子どものスポーツや受験で結果が出ないときの対処法

頑張っているのに結果が出ない！

スポーツでも、受験勉強でも、ほとんどの親子がこのような苦しみを感じたことがあるでしょう。

このような苦しい状況に向き合いきれず、「頑張っても無駄だ！」、「諦めた方がいいんじゃないか？」と悲観的になってしまうケースも多くあります。

この記事では、頑張っているのになかなか結果がでない子どもを抱えるご家庭に向けて、子どもの取り組みに対する結果の捉え方と親がすべき声かけについて解説します。

そもそも頑張ったら結果は出るものなのか？

よく耳にする努力と結果についての名言として、「努力は必ず報われる。」というものがあります。

ちなみに、じぶんビジョン代表・高田のモットーも「できるまでやればできる」なので、この名言には賛同できます。

ただし、これらの言葉を「頑張ったら必ず結果はでるよ！」と解釈するのは、少し違います。

先の名言には続きがあり、「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。」まででひとつの意味を成しています。

つまり、努力をするから結果が出るんじゃなくて、結果が出るまでやりきることを努力と呼ぶんですよってことです。

だから、「頑張ったら結果が出る」という前提がそもそも間違っているので、「頑張ったのに結果がでない」という悩み自体がすこしズレているのです。

頑張っても結果が出るとは限らないが、必ず成長する！

では、努力と結果についてどのように考えれば良いのでしょうか？

これは過去のジャーナルでも何度か触れていますが、「努力－成長－成果の法則」を使って考えると良いです。

その法則とは、「努力すれば必ず成果が出るとは限らないが、必ず成長をする。そして、成長することで成果が出る確率を高めることが出来る。ただし、その確率は決して100%にはならない。だから、成果に気を取られすぎずに、努力と成長にフォーカスをすべきである」というものです。

つまり、努力と結果には直接的な関係はなく、努力によって起こる成長が結果を出す可能性を高めるだけなのです。

例えば、学校の試験で「全く勉強していないけど、たまたま得意な単元がたくさん出題されて、80点を取れた！」、「めちゃくちゃ勉強したけど、苦手な単元がたくさん出題されて、60点だった…。」ってことありますよね？

これは試験を受ける前は、前者よりも後者の方が良い結果を出せる確率は高いものの、前者はその低い確率を引き当て、後者は引き当てられなかっただけなのです。

つまり、努力をすれば成長し、結果が出る確率を高めることは出来るが、あくまで結果にはそれ以外の要素（運など）が多分に含まれているということです。

だから、努力と成長を積み重ねることにフォーカスすることが重要なのです。

頑張っても結果が出ないと落ち込む子どもへの声かけのポイント

では、頑張ったのに結果が出ないと落ち込んでいる子どもに、どのような声かけをしてあげればいいのでしょうか？

まずは、ひと通り子どもが今結果をどのように捉えているのかを聞いてあげましょう。

聞くときには子どもの発言について共感するだけで、意見や評価はしないようにしましょう。

そのうえで、先ほど挙げた「努力－成長－成果の法則」を説明してあげましょう。

そのうえで「そもそも頑張ったら必ず結果ってでるんだっけ？」という問いを与えてみましょう。

「ってことは、結果が出なくて落ち込む必要もないよね！」と伝えたうえで、

親からみて具体的に成長したポイントを言語化してあげましょう。

結果は目に見えるので子ども自身で評価しやすいですが、努力と成長は目に見えないので評価しづらいものです。

だから、常に子どもには努力と成長を言葉で伝え続けてあげることが重要です。

このように、子どもにはそもそも結果は自分でコントロール出来るものではないことを伝えたうえで、コントロール出来る努力と成長に目を向けるために言語化してあげることが重要なのです。

そして、それが最終的には結果が出る確率を高めることに繋がるのです。

まとめ

結果というのは、誰でも目に見えてわかりやすいものなので、大きなパワーを持っています。

良い結果が出ればテンションが上がり、悪い結果が出ればショックを受け、その過程なんて忘れ去られてしまいます。

しかし、本来重要なのは過程です。

良い結果が出ても、その過程で努力と成長を積み重ねられていなければ、その後の人生に活きる経験とは言えません。

一方で、悪い結果が出ても、その過程で努力と成長を積み重ねられていれば、その後の人生に活きる経験と言えるでしょう。

子どもが良い過程を歩むためには、必ず大人のサポートが必要です。

とはいえ、これらのことを親から伝えるのは難しいものです。

じぶんビジョンでは、子どもが全力で目標を追いかける過程をコーチが伴走することによって、「努力－成長－成果の法則」を理解し、体現することができるようになります。

もし、興味をもっていただけたら、ぜひ下のリンクより無料説明会にお申し込みください。