自立した子供になってほしい。
これは親であれば誰もが抱く願望でしょう。
子供が通う学校や習い事を選ぶときも、
偏差値があーだこーだ、実績があーだこーだ、メソッドがあーだこーだ…と言いながらも、
結局、行き着く先は、子供の自立に繋がるかどうかが重要なポイントになるのです。
今回は、そんな子育ての究極目標「自立」について全7回の連載をします。
全7回を読み終えると、子供の自立を正しく理解し、自立出来ない理由や自立させる方法を知り、具体的なアクションプランを得ることができます。
ぜひ、全親必読のこの連載、じっくり読んでみて下さい。
子供のじりつとは?目指すのは自立と自律のハイブリッド
まず、子供のじりつについて考えるまえに、自立と自律についての前提を抑えておきましょう。
これらの違いをChat GPTに質問してみました。
以下、返答です。
自律と自立は似ているようで異なる概念です。
- 自律(Autonomy):
- 自律とは、自分自身の意志や価値観に基づいて行動する能力を指します。
- 自分の意思決定や行動に対して、外部からの指示や制約を受けず、自分でコントロールできることが特徴です。
- 自律的な人は、他者の影響を受けずに独自の判断を下し、自分の目標や価値に基づいて行動します。
- 自立(Independence):
- 自立は、他者の支援や依存なしに、自分で生活や活動を維持できる状態を指します。
- 経済的な自立や社会的な独立など、他者に頼らずに自分で生活するための力を持つことが重要です。
- 自立は広範であり、経済的・社会的・感情的な面での独立が含まれます。
簡潔に言えば、自律は主に意思決定と行動の自主性に焦点を当て、自立は生活全般での独立性に焦点を当てています。
例えば、自律的な人は自分の価値観に基づいて行動し、自立的な人は他者の支援なしで生活できる能力を持っています。
とすると、僕たちが使う、
「この子はじりつ出来るのだろうか…」という不安や、「じりつした子供になってほしい!」という希望
って、本質的には自律と自立を兼ね備えた人になってほしいという思いで使っているケースが多いような気がします。
もちろん、今後「じりつ」と表記をしたら読みづらくて仕方ないので、上記の定義で「自立」という表記を使っていきます。
子育ての究極目標は、「子供の自立」である。
この連載のタイトルの通り、子育ての究極の目標は「子どもの自立」です。
最後は親の手を離れ、自分らしく幸せに生きてほしい。
これに異論がある親はほぼいないでしょう。
もちろん、子どもの年齢によって、その都度具体的な目標は生まれますが、
最終ゴールは「子どもが自立すること」なのです。
受験で難関校に合格するのだって、
学校で良い成績を取るのだって、
習い事や部活で全国大会に出るのだって、
突き詰めれば、子どもがより自立した状態に近づくための手段に過ぎないのです。
そうじゃなければ、東大に合格したって、全国制覇したって、学年で1位になったって、
なにも意味がないのです。
その過程で、自らと向き合ったり、周りと競いあったり、結果が出たりでなかったりして、
その後の人生にも通ずる学びを得ること、
すなわち、自立した状態に近づくことに価値があるのです。
つまり、子育ての究極目標は子どもが自立することであり、その過程に存在するすべてのことがその達成のためにあることは、疑いようのない真実なのです。
まとめ
今回は、これからの連載における前提や定義の解説をしました。
僕も教育現場で10年間、毎日未就学児から高校生までの幅広い年齢層の子どもと接してきました。
また、その過程で科学的、学術的に子どもの成長や発達に関する知識を勉強してきました。
だから、人よりは子どもの自立を経験し、学習し、知っています。
ただ、今でも子どもたちを見ていて、
この子はこのままで大丈夫か?
と、その子の将来が不安になることがあります。
もし、これが我が子だったら、それも1人目だったら、知識も経験もなかった…と考えると、
不安で口を出したり、手を差し伸べたりしてしまうのもわからなくありません。
これからあと6回でその不安を払拭し、自立できる親子になる具体的な方法を解説します。
だから、ぜひ読みきって子どもとの関わりに生かしてくださいね。
次回は、年齢別の子どもの自立度チェックについて解説します。
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