卒業式や終業式を終え、進学・進級の時期を迎えています。
1月の新年同様、4月の新学期のタイミングは目標を立てるには絶好の時期です。
気持ち新たに目標設定をすることで、より意義のある1年を過ごすことができるでしょう。
しかし、子どもにとっては目標という遠い報酬に対して、毎日コツコツ努力を積み重ねるのは、とても難しいチャレンジになります。
じぶんビジョンをはじめる子たちも、最初は口を揃えてこう言います。
「こういうの続いたことがないんだよね…」
でも、大丈夫です。じぶんビジョンの完遂率は100%。
この記事では、目標を立てるのが苦手で三日坊主になりがちな子供でもできる、倒れない目標の立て方を解説します。
これから紹介するコツをおさえれば、目標に向けて走りきることができるようになります。
ぜひこの機会に親子で一緒に勉強、スポーツ、仕事、家事などの目標を立ててみましょう。
なぜ新年度・新学年に立てた目標は達成されないのか?
いきなり目標を達成出来ない理由から入るのはどうかと思いましたが、
目標が未達になる原因を知ることが、倒れない目標と計画を立てるためには効果的なので、
先に「なぜ新年度や新学年に立てた目標が達成されない理由を解説していきます。
そもそも、目標が達成されない原因は、
- 明確な目標設定がされていない(目的と目標が合っていない)
- 目標からの逆算で計画が立てられていない
- 計画通りに行動できていない(やりきれていない)
の3つしかありません。
それぞれの要素について、新年度の目標設定で起こりがちな問題を考えてみると、
- 新年度だから目標を立てる → 目標を立てることが目的になってしまう。
- 目標を立てて満足する → 目標に辿り着くための明確な計画がない。
- 目標を立てているときは時間があっても、新学期が始まると忙しくなる → 計画通り行動できない。
となります。
このような理由から、4月は目標を立てやすいキリの良いタイミングである一方で、達成できない目標を立てがちな時期になるのです。
三日坊主の子供向け!新学期の目標設定のコツと技術を徹底解説
では、目標・計画倒れを防ぐために、どのように目標を設定すればいいのか5ステップに分けて、具体的に解説していきましょう。
1.目標と目的を明確にする。
まずは「4月だから目標を立てる」という頭をリセットしましょう。
そして、今考えられる最も大きな目標から逆算して、まずは夏までの目標を立てみましょう。
なぜなら、現時点で最も大きな目標が、目標の目的の一部となる可能性が高いからです。
また、はじめて目標を立てるのであれば、まずは3~4ヶ月の期間にしないと間延びしてしまう可能性があります。
目標を立てることが出来たら、その目標が達成したときにどんな変化が起こってほしいのかを想像してみましょう。
そのときに思い浮かぶ光景が目標を達成したい理由=目的になります。
例えば、去年の学年末テストの順位が60位で、「今年の学年末テストで10位以内」を目指したいとしましょう。
その場合、2学期末では20位、1学期末では40位と逆算できるので、4~7月の目標は「1学期末のテストで40位以内に入る」と立てることが出来ます。
1学期末で40位以内に入ることで、
- やればできることがわかり自信がつく。
- 友達や先生に驚かれる。
- 親に安心してもらえる。
などの変化も期待できます。
特にこのなかでも「やればできることがわかり自信がつく」ことが最も大切だと感じるならば、
1学期末のテストで40位以内に入るという目標の目的は自信が持てるようになることとなるのです。
まずはこのような順番で夏までの目標と目的を立てましょう。
2.目標から逆算して月次の計画を立てる。
夏までの目標が立てられたら、さらに逆算をして月次の計画(ステップ目標)を立てましょう。
計画というとどうしても今から未来に向けて立てがちですが、大切なのは未来から今に階段を下ろすように計画を立てることです。
なぜなら、今起点で考えると達成出来ていない自分が考える計画になるので、目標に届かない計画を立ててしまう可能性が高いからです。
目標を達成している未来起点で考えれば、目標に到達できる計画を立てられるのです。
また、今の自分では思いつかないようなチャレンジングなステップを生み出すことができるでしょう。
先ほどの例を使って考えるならば、7月の期末テストで40位以内に入るために、
6月には「中間から期末の間の授業の理解度を10段階で9~10にする。」、
5月には「中間テストで40位以内に入る。また、結果を分析して期末テストまでの課題を明確にする。」、
4月には「中間テストまでの授業の理解度を10段階で8~9にする」
といったように、逆算の計画を立てることが出来ます。
3.月次の計画から逆算して週次の計画を立てる。
月次の計画が立てられたら、さらに逆算をして週次の計画を立てましょう。
考え方は月次の計画と同じです。
例えば、4月の目標である「中間テストまでの授業の理解度を10段階で8~9にする」ために、
4週目には「1~4週目の授業範囲の復習、毎週のチェックテストの勉強」、
3週目には「3週目の授業範囲の復習と4週目の授業範囲の予習、毎週のチェックテストの勉強」、
2週目には「2週目の授業範囲の復習と3週目の授業範囲の予習、毎週のチェックテストの勉強」、
1週目には「1週目の授業範囲の復習と2週目の授業範囲の予習、毎週のチェックテストの勉強」
と、なにをすべきか計画を立てることが出来ます。
また、授業の進行計画が明確になっている場合には、より具体的にタスクを設定することもできるでしょう。
4.週次の計画から日次のタスクを明らかにする。
週次の計画ができたら、あとはそれに則って毎日のタスクを明確に設定しましょう。
できれば前日の夜に、最低でも当日の朝には1日でやることを書き出しておきましょう。
今日は数学の授業があるから、家に帰ってきたら数学の復習と次週の内容の予習をしよう。
3日後に英単語のチェックテストがあるから、今日は10単語覚えよう。
より具体的に設定しておくことで、ロスなく目標達成に繋がる毎日の積み重ねをすることができるでしょう。
また、設定したタスクがクリア出来ているか、質と量は十分かの振り返りも行うようにしましょう。
5.目標達成を誰かと約束をする。
これは本題とは多少離れますが、これらの日次計画・週次計画・月次計画・目標・目的を立てたら、それをやりきることを誰かと約束しましょう。
人は自分との約束はなにかと言い訳や理由をつけてかんたんに破ることができるのですが、人との約束となるとそれを守ろうとする心理的効果が働きます。
誰と約束するかがとても重要で、できれば親や家族以外の第三者と約束をする方がいいです。
なぜなら、家族だとお互いに甘えが生じてしまい、「まあこんなもんだよね」と頓挫してしまうからです。
よくある光景ではありますが、毎日のように「今日の勉強やったの?」と子どもに言い続けるのはストレスですよね?
そのうえで、ソファに寝そべりながらスマホをいじりながら「ん?今日はいいや」なんて言われたら…
想像するだけでイライラが募りますよね。
それでも継続できると誓えるのであれば、家族との約束も機能すると思いますが、今までそのようなご家庭はみたことがありません。
きっと家族というのはどこかお互いに甘えがあるからこそ、唯一の絶対安心な関係なのだと思いますし、そうであるべきだと思います。
だから、親子共に信頼出来る第三者と約束をすることが、目標達成ひいてはそのために毎日行動し続けるためには重要なのです。
まとめ
目標や計画を立てるというのは、カタチだけであれば誰でもできるものです。
特に4月という新たな1年がはじまるという空気感があれば、それはさらにかんたんでしょう。
しかし、目標は立てて終わりではありません。むしろ、立ててからがスタートです。
正直、じぶんビジョンをはじめる前はこんなに自分が続けられると思わなかったです。
ほとんどの生徒が目標の期限がきたときに、こう振り返ります。
もちろん、結果は水ものなので、努力し続けられたからといって必ずしも出るものではありません。
しかし、完遂率100%のこのプログラムに取り組むことで、必ず努力とそれによる成長を手に入れることは約束できます。
ぜひ、多くの子どもがじぶんビジョンと出会い、この春がターニングポイントになることを祈っています。
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