ゲームやスマホばかりで勉強しない子供に勉強させる方法をロードマップ解説

2024-03-22

放っておくと、スイッチやYouTubeばかりで、全然勉強しないんです。

だから、ゲームやスマホを取り上げるかどうか迷っていて…。

このような相談を受けることが多々あります。

また、子ども本人からも勉強しないといけないのにできないと対策を求められることもあります。

Yahoo知恵袋やSNSでもこのようなお悩みを見かけるので、多くのご家庭に共通する課題なのでしょう。

そこでこの記事では、勉強しない子供に勉強をさせる、自主的に勉強するようになるための方法を5ステップに分けて解説します。

※ここでは、「そもそも勉強をすべきなのか」という議論はしません。勉強を題材として、「やりたくないし、やらなくていいこと」が「やりたいこと」になるまでのロードマップを解説します。

勉強しない子供が当たり前!それでも勉強をさせる意義とは?

大前提として、子どもが勉強しないのは当たり前です。

ご自身が子どもだった頃を思い返してみれば、ご理解いただけることでしょう。

しかし、だからといって勉強しない子供を放置したら、留年してしまうかもしれないし、

そうなったら進学・進路・就職はどうなるのかと将来に不安を感じるのもわかります。

勉強したくないのと、勉強しなくていいというのは全くの別物です。

社会人になったら、やりたくないこともやらなければいけないときが来ますし、

むしろ、最初は嫌でも続けていたら、いつの間にか使命感ややる気が出てきて、やりたいことに変わっていたなんてこともあります。

だから、この子はどうせ勉強しないからと諦めるのではなく、これから解説するロードマップに照らし合わせて、その子の段階に合った対処法を実践すべきなのです。

子供が勉強しない!を解決するロードマップを各ステップ毎に解説

基本的には、このロードマップに従うことで、勉強しない子供に勉強をさせる、

勉強させられている子供を自主的に勉強する子供に変えることが出来ます。

大切なのは、その子が今どの段階にいるのかを知ること、知ったうえで適切な刺激を与えることです。

では、それぞれの段階の子供に対してどうするべきなのかを解説してきます。※次の見出しで補足もするので、疑問が生まれても諦めずに1度読み切ってください。

1.勉強をやりたくないし、やらなくていいことだと思っている子供の原因と対策

まず、勉強をやりたくもないし、やる意味もないと思っている子どもの対処法を解説します。

この1ステップ目をクリアするためには、勉強をする意味をつくることが重要です。

これはご褒美や罰ゲームなどの外発的な要因で構いません。

例えば、

  • ○○大学に合格したら、憧れの○○さんに会える。
  • 次のテストで100点取ったら、ティズニーに連れて行ってもらえる。
  • 次の模試で合格判定80%以上出たら、スマホ買ってもらえる。
  • 次のテストで50位以下だったら、スマホを1週間没収。

叩く、殴る、蹴る、怒鳴るみたいな、ただの罰は絶対にいけませんが、

この段階ではとにかくなんでも良いので、勉強を「やらなくてはいけないもの」と認識させる必要があるのです。

2.勉強はやりたくないけど、やらなくてはいけないことだと思っている子供の原因と対策

次に、勉強はやりたくないけど、やらなくてはいけないと思っている子どもの対処法を解説します。

このステップをクリアするためには、勉強を継続することとそれによる成長実感を得ることが重要です。

まずは継続できるルールをつくることからはじめましょう。

例えば、

  • 家に帰ったらまずは机に向かう。
  • 朝起きたら10分間は計算ドリルをする。
  • 毎日寝る前に参考書を開く。

といったような、例外なく必ずできるルールを作るのです。

毎日勉強する習慣がついてきたら、

学校の授業がすこしわかるようになったり、

毎日勉強している自分が誇らしくなったり、

それを先生や親に褒められたり、

することで、成果に繋がるまではいかなくても、成長している実感に繋がるのです。

つまり、この段階では勉強の習慣化(超スモールステップ)による成長実感を得ることが大切なのです。

3.勉強はやらなくてはいけないことだと思っている子供の原因と対策

次に、勉強をやらなくてはいけないものだと思っている子どもの対処法を解説します。

勉強が習慣化してくると、やりたいとかやりたくないとかモチベーションの問題はなくなり、

正直、ここまでくることができれば、勉強させられている感はあっても、まったく勉強しないということはなくなります。

このステップをクリアするためには、勉強習慣を強化し、成果を得ることが重要です。

ここで取り組むべきは、

  • やればできる教科 → 暗記系、基礎系
  • 得意な教科

のどちらかです。

そうすることで、点数として目に見える形で成果がでやすく、さらにその成果によって周りの評価が上がります。

また、最初の成果を手にすることで、勉強はやるべきものだとマインドセットも変わっていきます。

なので、この段階では、成果がでやすいものに注力し、まずは良い結果をひとつでも残すことが重要なのです。

4.勉強はやるべきことだと思っている子供の原因と対策

次に、勉強をやるべきものだと思っている子どもの対処法を解説します。

勉強が習慣化し、成果がついてくると、勉強をやる意味があることを理解してきます。

そのため、ほぼ自主的に勉強に取り組めるようになってきます。

このステップをクリアするためには、高い難易度で成果を出すことが必要です。

ここで取り組むべきは、

  • 難解な問題 → 応用系
  • 苦手な教科

のすべてです。

前のステップで得意な分野で成果が出るようになってきたら、その自信を持って難しい問題や教科に挑みましょう。

やったらできるようになることを経験しているため、できるまで何度もやりきることができるでしょう。

ここで大切なのは「わかる」を「できる」にするまでの反復です。

この段階では、前のステップで得た成果を出せる実感を、あらゆる分野に使って、揺るがない成功体験を掴むことが重要なのです。

5.勉強をやりたいと思っている子供への対応

最後に、勉強をやりたいと思っている子どもへの対応についても触れておきましょう。

この段階までくれば、完全に自立して勉強をするようになります。

放っておいても勉強するどころではなく、呼吸をするように問題を解くレベルになっていきます。

そのため、基本的には邪魔をしないように目と心で見守ってあげることが重要です。

また、塾や予備校、自習室などの勉強に集中できる環境、参考書や書籍などに投資してあげることも大切です。

このように、ロードマップを参考に、子供の段階に応じてコミュニケーションを使い分けて、1段ずつ上っていくことが重要なのです。

子供が勉強しない!を解決するロードマップの補足事項

ここまでロードマップに沿って、各段階の子どもへの対処法を解説しました。

もちろん、解説しきれていない細かな部分もあるので、

「とはいっても、こんなうまくいかないでしょ…」と懐疑的な方もいるでしょう。

そこで最後にここまでの解説について補足をしておきましょう。

そもそも反抗期で子供が全然言うこと聞かないのですが…

反抗期は、早い子どもで小学生から、平均的には中学生から高校生まで続きます。

また、男子・女子によって期間や程度に差が出る傾向にあります。

これは子どもの成長や自立において必要な期間なので、決して悪いことではありません。

むしろ、正常に反抗期がきたことを喜ぶべきでもあります。

ただし、親の言うことを聞かない、むしろ逆のことをするくらいの感じになるので、

息子や娘に対して、イライラしますし、大きなストレスを感じるでしょう。

また、そんな関係性で上記の刺激を適切に入れるのは難しいものです。

無理をして親が指示すると、家庭内のコミュニケーションに問題を抱え、

末路としては反抗期が終わっても接し方がわからなくなってしまうケースもあります。

そのため、ここは思い切って信頼出来る第三者へアウトソースしましょう。

子どもが慕っている学校や塾の先生、監督・コーチに相談をしたり、

じぶんビジョンのようなサービスを利用したりすることで、

「勉強しなさい!」と言うストレスから一気に解放されるでしょう。

目標達成のプロになんでも相談できる無料カウンセリングはこちらからお待ちしています。

ご褒美や罰を与えたら、それに依存してしまうのではないか…

あくまでもご褒美や罰ゲームといった外発的動機付けは、最初の1ステップにしか過ぎません。

勉強をする意味をつけ、勉強する習慣や成長・成果の実感が身に付いてきたら、それらからは卒業すべきです。

最初にも述べましたが、大切なのはその子の段階に合った刺激を与えることです。

いつまでも外発的動機付けに頼っていると依存が起こるのは確かですが、

外発的動機付けがないとはじまらないのも、また真実です。

だから、子どもの様子をよく観察して、段階に応じたアプローチを心がけましょう。

友達や彼氏/彼女との関係で勉強に集中できていないのですが…

中学生や高校生(最近では小学生も)になると、思春期を迎え、

友達や彼氏彼女の関係を深め、酸いも甘いもさまざまな経験をします。

子どもの狭い世界では、その関係性がすべてといっても過言ではありません。

だから、友達や異性関係で悩みを抱え、勉強に集中できないのは普通のことなのです。

とはいっても、期末テストや高校受験・大学受験の期日は待ってくれないですし、

一刻も早く勉強に集中してほしいと思うものです。

このような問題の解決にも、信頼出来る第三者的な大人の存在は役立ちます。

子どものロールモデルとなるような、なんでも相談できる憧れの存在をコーチとしてつけることを検討しましょう。

勉強しないといけないのに勉強出来ないと悩んでいる子供本人なのですが…

勉強しないといけない。

そうわかっちゃいるのに、

あと5分休憩したら…

キリが良いところまでマンガを読んだら…

机の周りを片付けしたら…

と言い訳をして、後回しにしてしまうことありますよね。

また、それを何度も繰り返し、ほとんど勉強が手につかずに罪悪感や後悔を感じる日もあるでしょう。

この解決方法は、「すぐやる」だけです。

勉強はロードマップで示した「やりたいこと」になるまでは、スマホ・ゲーム・マンガ・テレビなどの後回しになる運命にあります。

やらなきゃと思うならすぐやることです。

やることでやる気は出ますし、やることで成長と成果が実感できます。

だから、まずはやりましょう。

このようなお悩みを抱えて相談にくる子どもがじぶんビジョンにはたくさんいます。

ぜひ相談だけでも構いませんから、僕たちと公式LINEから繋がってみてください。

まとめ

もう少し子供が自立して勉強してくれるといいんですけどね…。

とカウンセリングや保護者面談でご相談を受けることが多く、

今回わかりやすく解説するためにロードマップをつくりました。

つくってみて思いましたが、抽象化すればこれって子供だろうが大人だろうが同じですよね。

やりたくないし、やる意味もないと思っている仕事でも、

上司からの指示やチームでの役割分担によって仕方なくやっていたら、

いつの間にか、やりたいとかやりたくないとか考えなくてもやっていて、

やっているから人よりも早く正確にできたりして、

上司や他のメンバーに褒められて、さらにやっていたら成果が出てきて、

それを評価してもらって、今度はチームリーダーを任されて、

なんだかんだでやったらできることはわかっているからやりきって、

仕事全体が楽しくなる。

このロードマップに従って刺激を与えることで、それが可能になるのです。

もし、ご家庭で難しいようであれば、ぜひじぶんビジョンに頼ってください。

あんなに勉強しなかったうちの子が…

もっと早く相談しておけば良かった!

という日がくることをお約束します。

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