【最強の目標達成術⑨】子どもは明確な目標設定で輝きを放つ

※この記事は、じぶんビジョンのサービス発表前に代表・高田がブログにて発信した内容になります。

こんにちは、高田です。

今日は、「最強の目標達成術シリーズ」という10日間の連載の9日目です。

新年に目標を立てて上手く機能している方も、三日坊主に終わった方も、明日から頑張ると言い張る方も、ぜひ読んで頂ければと思います。

【最強の目標達成術】
① なぜ目標を持つことが重要なのか？
② 目標を決める前に必ず読んで下さい
③ 達成率100%！倒れない目標設定の極意とは？
④ コツコツ頑張るではダメ？目標達成のためのプランの決め方
⑤ 目標達成のために必要なたったひとつのルーティン
⑥ 最後は気合い！？ねじ込んで来い！
⑦ 事例1 徹底的な逆算で学校史上初の快挙
⑧ 事例2 目標達成能力の抽象化↔具体化に成功
⑨ 事例3 子どもは明確な目標設定で輝きを放つ

今日はシリーズの第9回「目標達成能力を子どもにうえつけた原体験」について書きたいと思います。

※ここでは僕自身がやったことに絞って書きますが、素晴らしい結果はすべて一緒に戦ってくれた仲間の努力によるものです。決して、僕だけの力ではないことを先に断っておきます。

目標達成能力を子どもにうえつける

実は、昨年の秋からこれまで紹介した目標達成のノウハウを子どもに教えるというプログラムを複数名でテストしていました。

これまでテニスを通じて10年間に渡り、選手と共にその子の目標に向けて伴走を続けてきましたが、

今回はそれらを体系化し、目標達成能力の向上に主眼をおいたプログラムをつくりました。

テストでは、今年の2・3月に行われる神奈川県ジュニアテニス選手権での目標達成を目指し、3～4ヶ月前から目標設定・計画策定、日々の振り返り、1on1でのミーティングを行ないました。

結論からいうと、とても良い感触です！

まだ目標の期日はきていませんが、その前哨戦である全国選抜予選（最後のステップ目標としていた大会）にて、優勝や3位入賞など素晴らしい結果を残すことが出来ました。

また、上記のような定量的な結果だけでなく、「毎日、テニスの振り返りをするようになった」、「毎日、お手伝いをしてくれるようになった」、「毎朝、自ら起きるようになった」など行動変化も起こりました。

子どもの「好き」の力を後押しする「目標」の力

僕は、この経験から子どものうちから適切な目標を持つことの重要性を学びました。

適切な目標は、子どもの「好き」という力を大きく伸ばすことが出来ることを知りました。

例として、テストに参加してくれた小学生の男の子を挙げて話を進めたいと思います。

彼は、一昨年から本格的にジュニアテニスに取り組み、昨年の県ジュニアは1回戦負けでしたが、その後毎日練習に打ち込み、戦績を伸ばしてきました。

しかし、昨秋の段階では明確な目標設定がなく（関東ジュニアに出たいくらい）、3月の県ジュニアまでのプランも特にありませんでした。

適切な目標設定と目標までのプランを一緒に考え、毎日LINEで振り返り、毎週ミーティングを続けました。

もちろん、プラン通りにできたこと・できなかったことがあったり、自分との約束（ルーティン）が守れなかったりすることもありましたが、総合的にみて少しずつではありますが、彼の中で良い変化が起こっていきました。

そして、結果として前哨戦である全国選抜神奈川県予選では第4位の結果を残し、関東予選にコマを進めることが出来ました。

まだ目標には辿り着いていませんが、ひとつ素晴らしい結果を彼が自らの手でたぐり寄せたと思っています。

なぜこのような変化が彼に起こったのか？

僕は、彼が元々持っている「テニスが好き！」、「勝ちたい！」という内発的モチベーションを、このプログラムが行動・結果レベルに引き上げたのだと考えています。

例えるならば、これまでの彼は素晴らしいエンジンはあるがカーナビやハンドルがついていない車でした。

ただ、このプログラムで目標や伴走者（コーチングやティーチング）を得たことによって、素晴らしいエンジンはそのままにカーナビとハンドルを携えた一流の車になったのです。

子どもの「好き！」の力は強くて大きいです。

だからこそ、それをいかに潰すことなく、共に向かう方向性を定め、手伝ってあげるかが重要なのです。

僕にとって、この経験は自信が確信に変わるものになりました。

きっとこの目標達成能力を高めるプログラムは、世のため人のためになると。

まとめ

これまで、3つの事例を紹介しました。

母校のテニス部の指導によって、僕は目標達成能力を手に入れました。

テニスクラブの経営改善によって、僕は目標達成能力は分野に限らないことを知りました。

そして、子どもに対して目標達成能力向上のプログラムを提供したことで、僕は目標達成能力を体系化することで子どもに教育することができると確信しました。

明日はこの連載の最終日。

体系化された目標達成能力向上プログラムの内容について書きたいと思います。

ぜひ、「最強の目標達成術」シリーズを最後までよろしくお願いします。